COLUMN

ICheckコラム

免疫力を高める為に効果的な対策とは

監修医師プロフィール

リチャード・カシンスキー

2010年 京都大学大学院医学研究科博士課程後期修了(医学博士)
2014年 神戸大学医学部医学科卒業(医師)
2016年 ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院麻酔科・集中治療科フェロー修了後、東京大学大学院医学系研究科法医学教室客員研究員を歴任
現在 コンゴ共和国医療最高顧問、心和会 江東メディカルタワー総院長、都立広尾病院救命救急センター医師、スタンフォード大学医学部スタンフォードソリューション共同創設者、あしなが育英会評議員他を務める

質問者(女)
免疫力を高める為に効果的な対策を教えてください。
リチャード先生
最近サプリや食べ物で免疫力が上がると多く言われていますが、科学的な根拠がないものには意味がありません。
ものによっては命の危険はありませんが、健康に害があるものもあります。
質問者(女)
例えばどういったものですか?
リチャード先生
ビタミンDなどの脂溶性ビタミンは尿で流れないため、過剰摂取すると異常に体に蓄積されてしまい、体の中での適切な量に戻るまでに時間がかかります。
その影響で体に悪い症状がでてしまうのです。
質問者(女)
そうなんですね、知りませんでした。
リチャード先生
EBM(Evidence Based Medicine)が大切です。
EBMに乗っ取った形でお勧めなもの、つまり科学的根拠があるものでしたらプロバイオティクスです。
これを使うと腸内環境を整えられますし、IgAという良い抗体も増えるというデータがあります。
質問者(女)
腸内環境が大切なのですか?
リチャード先生
意外かもしれないですが、体を守るためには腸の中をまず整えましょう。
異物を食べてしまうとそれが腸内に入り、そこから体内に広がっていきます。
腸は免疫が強い所なので、腸を整える・強くするのは理にかなっているのです。
質問者(女)
わかりました。
免疫力を高めるために注意点はありますか?
リチャード先生
人間の体というのはバランスが大事です。
上げすぎる事もよくない。
上げすぎてしまうとバランスが崩れて自分に牙をむき、膠原病などにもなるので過剰な状態を誘発してはいけません。
質問者(女)
なんでも適度が一番ですね。
リチャード先生
免疫力が低下しすぎないためにはバランスがとれた食事やサプリ、体をあたためる、現代社会では難しいですがストレスをためないことです。
ストレスをためると色々なホルモンが出て免疫が下がってしまいます。
質問者(女)
ストレス軽減策を自分自身で知っておくことも大切ですね。

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