新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗体検査の正確性について詳しく解説
監修医師プロフィール
堤 直也
社会人経験の後、医学部学士入学を経て、医師となる。
国立病院機構等勤務のあと青い鳥会に勤務し現在に至る。
総合内科医、在宅医療の専門医として在宅医療の意味に真摯に向きあう。
抗体検査の正確性を知っていますか?
過去に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染していたかどうかを調べられる抗体検査ですが、その正確性については知らない方が多いでしょう。
検査の正確性を図る指標は感度と特異度で割合を示しますが、数値が高ければ高いほど、正確性が高いということを意味します。
この記事では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における抗体検査の正確性について紹介していきます。
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抗体検査の正確性について
感度が何%で特異度は何%という言葉を聞いたことはありませんか?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響で検査をする方が増え、感度と特異度による検査の正確性を気にする方も増えているかと思います。
それでは、抗体検査の正確性はどれくらいなのでしょうか?
正確性は感度と特異度で分けて考えます。
陽性の方をきちんと陽性と判定することができるかどうかの指標である感度は、抗体検査は約98%です。
100%だと公表している検査キットもある程、抗体検査における感度はとても正確性が高いです。
陰性の方をきちんと陰性と判定することができるかどうかの特異度もかなり正確で、多くの検査キットでほぼ100%の数値を出しています。
つまり新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗体検査は、ほぼ間違いがないということですか?
その通りです。
抗体検査は感度も特異度も非常に高い数値を出すことで知られています。
同じく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査であるPCR検査と抗原検査に比べてもかなり高い正確性を誇っていますので、偽陰性または偽陽性が出る可能性はほぼないと考えて良いでしょう。
抗体検査の陰性と陽性はどのように確認できますか?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗体検査で調べるのは、IgM抗体とIgG抗体の2種類です。
IgM抗体は感染初期に作られる抗体で、IgG抗体はその後に作られる抗体です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗体検査はこの2種類の陰性と陽性を表示しますが、中にはIgM抗体とIgG抗体を判別できないものもあります。
検査キットの精度によっては、IgM抗体とIgG抗体それぞれの陰性と陽性を判別できるものもありますので、事前に確認してみましょう。
まとめ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗体検査の正確性を紹介してきましたが、参考になりましたか?
陽性を陽性と判定できる割合を示す感度と、陰性を陰性と判定できる割合を示す特異度、数値が高ければ高い程、より正確性の高い検査であることの証明となります。
抗体検査は、現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染有無を調べるPCR検査と抗原検査よりも高い正確性を誇っていますので、安心して検査を受けることができるでしょう。
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