カリスマ・パーソナル鍼灸師 影島陽祐先生が語る、「美は骨格に宿る」~小顔編~

お顔の美しさはどこで決まるのか?肌がきれいであることも大事だけれど、顔の大きさも気になりますよね。美肌で、かつ小顔であれば、それだけでミニマルな美しさが手に入りそうです。でも、生まれつき大きな顔だから…とあきらめていませんか?実は小顔の秘訣は、骨格や表情の作り方、姿勢にもあるんです。今回は、オリンピック選手ほか多くの著名人の施術に携わる、パーソナル鍼灸師としてご活躍の影島陽祐先生にインタビュー。業界でもカリスマと称される影島先生に、小顔の定義から、小顔で無くなる原因、小顔を目指すセルフメソッドなどについて教えていただきました。

Profile:
影島 陽祐 (YOUSUKE KAGESHIMA) パーソナル鍼灸師/HALII TOKYO鍼灸整体院 院長

鍼灸・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、外傷処置やリハビリ、アスリートのケアに従事。その後、人の健康と美のサポートに携わるべく、HALII TOKYO鍼灸整体院を設立。VIPを含め多くの患者を抱える治療院の院長を務める傍ら、理論と技術を備えたセラピスト“選ばれる施術家”の育成にも尽力している。

POINT.1 そもそも小顔とは?

鍼灸や整体から見た小顔とは、そもそもの骨格や顔のサイズが大きい、小さいという見方だけにはとどまりません。それよりも、お顔の表情を作る筋肉を「表情筋」と言いますが、これをきちんと使って表情を作れることが大切です。「表情筋」を全て使えると、血行が良くなり、むくみも改善されます。すると自然に顔のサイズが正常になり、笑顔もきれいに作れるようになるのです。小顔=美顔なんですね。元々日本人には「表情筋」を使えていない人が多く、マスク生活でその傾向が加速しています。それでお顔全体がむくみやすくなってしまっているんです。

POINT.2  小顔と姿勢も表裏一体の関係!

実は、小顔と姿勢も表裏一体の関係にあります。姿勢の悪さも顔の大きさに深く関わりがあるのです。その代表的なものは猫背。猫背になると、首から肩にかけての筋肉がすごくこります。するとお顔の筋肉は下に引っ張られて下がってしまいます。それに伴って、顎のラインにあるリンパが滞ってお顔がむくんでしまいます。それでお顔が大きく見えてしまうんです。 さらに猫背になると、「表情筋」もうまく使えなくなります。「筋肉のロック」という表現を使うのですが、猫背でお顔が前にいくことで、首の後ろの血流も滞り、筋肉が動かしにくくなります。お顔の筋肉って全て頭の筋肉につながっていて、最終的に首や背中につながっているので、首の後ろの筋肉が動かしにくくなるということは、「表情筋」ほぼ全部が使えない状態と言っても過言ではないんです。ですから頭を下げて猫背でスマホを見たり、パソコン作業をする姿勢は、小顔の大敵と言えます。

猫背はNG。良い姿勢は肩を巻き込まず、背骨が自然な形で伸びるので、あご先が下がります。

POINT.3 姿勢を正すことが小顔への第一歩!

これまでにお伝えした通り、顔と頭、首や背中は全てつながっています。筋肉もそうですが、人間の体は「筋膜」という薄いスーツのようなものに覆われていて、それもつながっているのです。ですから姿勢が悪くてその一部が引っ張られると、そうではないところも全部引っ張られてしまいます。そしてそれも、お顔のむくみやたるみの大きな原因になるのです。そういう意味でも、やはりまずは姿勢を正すことが、小顔への第一歩です。姿勢を正さずにリンパのケアやマッサージをしても、川の上流が詰まっている状態なので、根本的な解決にはなりません。正しい姿勢になれば、それだけで自然にお顔が引きあがりむくみもとれてきますよ。
では、どんな姿勢を意識されるとよいかというと、背骨のS字のカーブがしっかりと出る姿勢です。具体的には、まず肩甲骨の一番下の部分、下着のラインの少し上にある骨を下角(かかく)と呼ぶのですが、そこを下に下げ、バストトップを上に上げるようなイメージで立ってみてください。そして、スっと顎を引いて、おへその下にぐっと力を入れてください。この姿勢が身体に変なストレスがない、理想的な状態です。血液やリンパの流れも非常によく、筋肉の効果を最大限に発揮できます。笑顔もきれいになりますから、ぜひ、この基本姿勢を覚えておいてください。また、実は人間の骨格は千差万別なのですが、この姿勢を意識されるだけで、自然にその人の理想的な姿勢へと導いてくれますよ。反対に肩甲骨を寄せたり、腰をそるような姿勢はNG。あと頬杖をつく、足を組むのも、片側だけに負荷がかかるのでなるべく止めましょう。

POINT.4  小顔を目指せるセルフメソッド

姿勢を正したら表情筋の「ロック」が自然にはずれてきますので、表情筋に刺激を与えて、さらに動かしていきましょう。そのためにセルフケアとしてぜひやっていただきたいのが、あごから首にかけての筋肉のストレッチです。

まず右側の鎖骨を右手で押さえ、左手は人差し指を鍵爪の形に。そして、鍵爪にした第二関節の辺りをフェイスラインに当て、右手の指をゆっくり引き下げてください。これだけでロックが外れ、「表情筋」がかなり動きやすくなります
続いては指圧です。目の黒目の部分の延長線上、髪の生え際kらいのところに指を3本置き、グッと押さえてて上下にゆっくり動かしてみてください。これで痛いと目が疲れている、むくんでいるサインです。こりが取れると目がすっきりしますよ。また、耳のちょっと上側を、同じく3本指でグッと指圧して、上下に動かすのもおすすめです。ここはフェイスラインに関係する筋肉なので、お顔周りがすっきりします。 ストレッチ、指圧共に30秒を1回として、そのエリアで少しずつ位置を変えて3ヵ所くらい繰り返し、トータル5分くらいのルーティンにしてみてください。行うタイミングは仕事の途中や帰宅後の入浴中、夜寝る前でもおすすめです。

POINT.5 顔そのものは触らない、が基本!

最後に1つ注意しておきたいのは、顔を強めにマッサージすることは避けてください、ということです。「表情筋」はゆるみますが、緩む代わりにたるみやシワの原因になってしまうからです。摩擦でお肌が荒れたり、炎症につながることもありますから、どうぞご注意くださいね。

また毎日のセルフマッサージに加えて、定期的に美容を目的とした整体や鍼灸を行っている治療院などに訪れ、美容鍼や電気刺激の施術を受けられるのも効果的です。そういった治療院には筋肉や骨格の知見をもったプロの目で、姿勢のチェックもしてくれるところもあるので、より正しい姿勢に近づきやすくなりますよ。

ただ残念ながら、鍼灸整体の技術は施術者によって非常にばらつきがあるもの。ホームページでいくら美辞麗句を並べていても、実際は…ということもしばしばあるのも現実。インターネットだけでなく、信頼できる方の口コミや評判を聞いて、治療院は選ばれることをお薦めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。骨格と筋肉は上手につながっていて、とても奥深いものだと分かりました。また、心がけ次第で”美”を追究できるのかもしれないこと知をり、影島先生のメソッドを今日から実践したくなりました。小顔と姿勢は表裏一体、日々忘れずに姿勢を正したいものですね!

影島先生には、「美は骨格に宿る」と題して続編のお話もお伺いしていますので、ぜひ次回もお楽しみに!


構成/笹間 聖子

<影島陽祐先生のInstagramはこちらから↓>
https://www.instagram.com/kg_yan2_ysk/?hl=ja

<HALII TOKYOの公式Instagramはこちらから↓>
https://www.instagram.com/halii.tokyo_akasaka/



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