ミニマルで充実した新年を迎えるために! “やらないこと”を決める4つの仕分けポイント

2021年ももう終わり。気が付けば、気が進まないことに時間を取られていませんでしたか?そんな方に年の瀬おすすめしたいのが「やらないこと」を決めること。家事や仕事など、あらゆることを「やるべきこと」「やらなくてもいいこと」に仕分ければ、本当に大事なことに時間を使えるようになり、より充実した新年を過ごせるはず。

POINT.1  LOVEとNEEDを書きだす

まずは紙に十字を書いて、縦軸にLOVE(あなたが愛すること)、横軸にNEED(あなたが必要だと思うこと、もしくは必要とされること)と書き込んでください。

図のように、LOVEとNEEDの十字を書くことで、4つの箱が生まれます。この4つの箱に家事、仕事、人間関係などを仕分けすることで、あなたが本当に愛すること、必要なことが明確になります。4つの箱のカテゴリーは下記の通りです。

1.金の箱 LOVEでNEEDなこと
2.銀の箱 LOVEだけどNEEDではないこと
3.灰色の箱 LOVEではないけれどNEEDなこと
4.黒の箱 LOVEでもNEEDでもないこと

では早速、具体的に仕分けを行なっていきます。まずはLOVEなことを思いつくまま書き出しましょう。「うれしい」「楽しい」「ワクワク」する「達成感があった」など幸せな気分になった出来事や行動です。「おいしいランチを食べた」「仕事で企画が通った」など、なんでもOKです。

いかがでしょう。LOVEなことを思い出して書いている時は、幸せな気分になりませんか?
LOVEなことには人を幸せにする効果があるのです。LOVEを追い求めていけば、自然とやりたいことができ、自己実現が可能になります。

次に、NEEDなことを書きだします。「上司に命じられた仕事をした」「自転車のパンクを修理した」など、こちらは必要、あるいは必要とされて行ったことを書いてください。

いかがですか。NEEDの場合はその時の気分を思い出しても、幸せな気分にならなかったのではないでしょうか。NEEDはあくまで仕事や生活に必要なだけで、幸せとはあまり関係していないものが多かったと思います。

POINT.2  LOVEを仕分ける

ここからは、箱への仕分けをはじめます。まずはLOVEなことを金、銀の箱に仕分けてみましょう。例えば「おいしいケーキを食べた」。とても楽しいのですが、もしあなた体重を気にされていたら、NEEDではないですよね。すると「おいしいケーキを食べた」は銀の箱に入ることになります。反対に、「ランニングを始めた」という行動はどうでしょう。走ることが好きなら気分転換になり、楽しさも感じることができます。さらに運動不足も解消される…となると、LOVEでNEEDとなります。すると、金の箱に入るわけです。

ここでおすすめしたいのは、できるだけ、銀の箱のものを金の箱へ移すこと。簡単にいうと、LOVEは感情ですので、そこにNEEDという意味付けをしてあげればいいのです。最初は無理やりでも大丈夫。楽しいふりをしたり、何事も明るく前向きに解釈するのもいいでしょう。そうやってどんどん増やせば、金の箱の容量は大きくなっていきます。

POINT.3  NEEDを仕分ける

NEEDには、あなたが必要だと思っていても、本当は必要でないものがあるかも知れません。ですからまずはそれが本当に必要かどうか、再検討してみましょう。
「なんのためにそれを行なうのか」
「誰のためにこれをするのか」
その行為の裏にある意味を読み解いて、大きく次の3つの箱に分類します。

1.本当にNEEDでLOVEなこと 金の箱
2.本当にNEEDだけど、LOVEではないこと 灰色の箱
3.NEEDでもLOVEでもないこと 黒の箱

ここで注目すべきは、黒の箱、灰色の箱に仕分けられたものです。黒と灰色の箱のものは、いずれなくしてしまうか、見方を変えることで、ほかの箱に入れられるようにしていく必要があります。

まずは、黒の箱の中身でやめられることはやめると決めましょう。できないものはその行動に意味を持たせ、銀の箱か灰色の箱に移動することもできます。例えば「恋人との喧嘩」。暴力を伴うようなものはそもそも論外で、関係そのものをやめるのもひとつの方法です。でも、お互いの不満を言って関係を改善できる喧嘩なら、NEEDですから「灰色の箱」へ移動できます。こうやって、黒の箱の中身を減らしていきましょう。

もちろん、仕事の上では、自分の判断だけでいきなりなくすことはできないこともありますが、本当に無意味であると感じるなら、少し勇気を持って提案してなくす努力をしてもいいかもしれません。 大事なことは、あなたの人生から黒の箱に入る項目を減らし、いずれ空っぽにするという意思を持つことです。

POINT.4  灰色の箱の中身を、金の箱へ

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灰色の箱の中身は多くの場合、人生の大部分を占めています。だからこそ、灰色の箱から金の箱に移す習慣を身に付けられれば、人生は劇的に変化します。そこで重要なのは、感情を利用する2つの方法です。

1つ目は、未来の自分の姿を想像することです。例えば「歯医者に行く」。NEEDですが、あまり好きな人はいませんよね。ですがむし歯の治療が終わったことを想像してみてください。おいしいものを心おきなく食べられて、歯の痛みからも解放されます。そんな自分を想像すればすがすがしい気持ちになり、歯の治療はLOVEになるのではないでしょうか。

もう一つの方法は、「ない」時のことを想像すること。例えば「トイレットペーパーを買う」。トイレに駆け込んでトイレットペーパーがなく、愕然とした感情を思い出してみてください。すると、トイレットペーパーの大切さに気付き、LOVEな存在になってきませんか。本当に必要なものは「ない」ことを想像すれば、LOVEに思えてくるものです。

まとめ

いかがでしたか?最終目標は、「やらなくてもいいこと」に使う時間をなくして、あなたの人生に起こる全ての出来事をLOVEでNEEDなことでいっぱいにすることです。この「仕分け」をぜひ習慣にして、2022年をより充実した一年にされてはいかがでしょうか。


<参考書籍>
『「やらないこと」を決めよう』アスコム編集部 著/アスコム



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