PCR検査で保険適用となるケースとは?自己負担はある?詳しく解説
監修医師プロフィール
堤 直也
社会人経験の後、医学部学士入学を経て、医師となる。
国立病院機構等勤務のあと青い鳥会に勤務し現在に至る。
総合内科医、在宅医療の専門医として在宅医療の意味に真摯に向きあう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染を調べるための検査の中でも現在最も精度が高いとされているのがPCR検査です。
PCR検査は3月6日から保険適用となりましたが、どんな人でも保険適用でPCR検査を受けられるわけではありません。
PCR検査で保険適用となるケースや、保険適用となった場合の自己負担額について詳しく解説します。
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PCR検査で保険適用となるのは医師が判断した場合
保険適用でPCR検査を受けることができるのは、患者さんが新型コロナウイルス感染症にかかっている疑いがあると医師が判断した場合です。
では、もしも病院に行っても医師が判断しなければPCR検査が保険適用とならないこともありますか?
保険適用となるとPCR検査の費用は公費負担となりますが、その原資となっているのは国民の税金です。
そのため医師もしっかりと症状を見て判断しています。
たとえば自分が濃厚接触者であると自己申告したとしても、確実に保険適用でPCR検査を受けられるわけではありません。
不安があれば実際に足を運ぶ前にまず、かかりつけ医や近隣の医療機関に電話で問い合わせてみましょう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑いがある症状
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した疑いがある症状としてはどのようなものがありますか?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状は、初期段階では下記のようなものが見られます。
- 発熱(微熱含む)
- 咳や痰
- 倦怠感
- 食欲低下
- 筋肉痛
- 息切れ
- 味覚障害や嗅覚障害
風邪やインフルエンザと似ているものもありますが、息切れや味覚障害、嗅覚障害は普通の風邪では見られない症状ですね。
あまり強い症状ではない場合はまずは電話で医療機関などに相談してみるといいでしょう。
呼吸困難になってしまいそうなほどの息苦しさや高熱、強い倦怠感などがある場合はすぐに相談が必要です。
保険適用の場合でも初診・再診料は自己負担
保険適用となった場合は完全に無料なんでしょうか?
いくらかの自己負担額はあります。
保険適用となるとPCR検査費用は全額公費負担となりますが、初診料や再診料などの診察料、採血やレントゲンなどほかの検査を行った場合、その費用は自己負担となります。
まとめ
保険適用となったPCR検査ですが、保険が適用されるのは医師による診断でPCR検査が必要だと判断した場合のみで、すべてのケースで保険適用となるわけではないため注意しましょう。
無症状の場合、自費診療にはなるものの医療機関や美容クリニック、民間のPCR検査会社でPCR検査を受けることもできます。
どうしてもPCR検査を受ける必要があるという場合は自費診療での検査を検討してもいいかもしれません。
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PCR検査は保険が適用されず、自費診療となるケースがあると聞いたのですが…。